harbor's diary

プレイしたゲームのこととか、その他いろいろ

ポケカを始めて1年経ちそうなので振り返り【ポケカ Advent Calendar 22日目】

ポケカ Advent Calendar 22日目

こんにちは、みなと と申します。
(あるいは、某吸血鬼キャラが好きなので、名前を寄せて れみなと と名乗ってることも多いです。 )
今回は、いちょー さま主催のポケカAdventCalendarの企画に乗りまして、22日目の記事を担当させていただきます


今年2022年、ついにポケモンカードのプレイを開始していたので、年末のこのタイミングで筆を取ろうと思い、振り返りの記事を書くことにしました。
前提として、僕はカードゲームでいうと、マジック・ザ・ギャザリングを7年ほどプレイしてきた過去があります

そんななか、なぜポケカに参入しようと思ったのか、ポケカを初めてどういう違いを感じてきたかについて、書いていこうと思います。

自分語りも混じる部分がありますが、興味をお持ちの方はぜひ読んでいただければ幸いです。

ポケカを始めたきっかけについて

最初にポケカをやろうかな、と思ったのはちょうど去年のこの時期、2021年12月頃だったと思います。
VMAXクライマックスや、スタートデッキ100が発売されたタイミングですね。
スタートデッキという言葉の響きはいかにも甘美で、しかも値段が800円前後で手頃ということで、最近流行っているポケカをまずはルールから知ってみたいな、と他カードゲーマーに思わせるのには充分でした。
100個ほどあるデッキの中からガチャ要素でランダムなデッキが出てくるというのも、ワクワクする仕組みでとても良いと思いました。

しかし、ここで一つ罠が。
残念ながら、近くの店に行っても商品が売ってないのです…。
あとから考えればそりゃそうだとはなるのですが、ゲームが人気すぎる弊害かもしれないですね。
こんなに品薄になるんだというゲームの人気さに感心しつつ、スタートデッキを手に取るのが難しそうだったので、その時はいったんポケカに触れるのは止めよう、となってしまいました。

次に契機が訪れたのは、年が明けて2022年3月頃です。
その頃、僕はマジック・ザ・ギャザリングにて、イゼット天啓というデッキのロスを感じていました。
イゼット天啓というのは、簡潔に言えば、相手の盤面を捌いてコントロールして盤面を五分〜有利にした後、エクストラターンを得ながら更にクリーチャーを展開する呪文《アールンドの天啓》を唱えて勝利していくデッキです。
デッキを安定させるドロー呪文が多数で再現性も高く、当時のMtGスタンダードでは最強のデッキの一つでした。
しかし、強すぎるデッキの宿命として、1月末に《アールンドの天啓》は禁止をくらってしまったのです。
追加ターンを得てめちゃくちゃするデッキが大好きな僕はこの禁止改訂でとても悲しんでいました。

そんな中、Twitterを眺めていた僕の目に、とあるポケカの情報が飛び込んできました。

タイムゲイザーの新カード情報発表で《オリジンディアルガVSTAR》のカードが世の中に初公開されていた時期でした。
ポケカにも追加ターンを得るカードが新カードとして登場し、今後スタンダードで使えるようになることに実に感動したものです。
しかも、時の神ディアルガのカードということで納得感もとてつもなくある。
僕がポケカをやろうと決意できたのは完全にこの《オリジンディアルガVSTAR》というカードへの一目惚れだったということです。
(逆に言えば、そのくらい追加ターンで勝つデッキを使うことに飢えていたと言えます。)
そして、聞けばポケカは都合良くスタンダードのローテーションが1月に行われたばかりで環境が新鮮だと言うじゃないですか。
だったらほんとにポケカに触れてみるか、と、まずはルールの把握や、環境にどんなデッキが存在するのかの勉強などから始めていくことにするのでした。

突き刺さった現実と新たな出会い

そこからは、ひとまず片っ端からポケカYoutube動画を見てどういうゲームなのかを掴もうとしてました。
中には初心者への歩み寄りと親切さがあたたけえと思えるチャンネルや、デッキを回す際の思考を逐一話してくれるのでありがたいと個人的に思うチャンネルにも出会うことができて、これは今でも動画をよく追っており、ありがたい限りです。
いろんな動画を見ることで、ざっくりとしたゲームの流れやどんなデッキがあるかっていう点については理解がかなり進みました。
また、今まで僕がやってた他のゲーム仲間でポケカをやっている先人とフリープレイなどをさせてもらって、細かいところのルールの漏れを指摘してもらったり、どういう行動が強いのかを実際に教えてもらったりしました。
ちなみにマジック・ザ・ギャザリング出身の僕は、そもそも先攻で1ドローするところから違和感ありまくりで忘れそうになったり、デッキから6枚のサイドを置き忘れることは5回中3回やるくらいの勢いでやらかしました。
そんな文化なかったんだから、忘れちゃうよ〜。

さて、一方、ポケモンカードというゲームを知れば知るほど、徐々に僕の心の中に一つの疑念が浮かんでいきます。
「このゲーム性だとディアルガに5エネつけて技使うのって、相当にハードル高くてしんどくないか?」という点…。
僕はディアルガが使いたくてポケモンカード始めようとしてるのに、なんだかデッキにまとめ上げることは果たして可能なのか、できたとして相手デッキからの妨害を考えると厳しいのではないか、みたいな不安がどうしても拭えなかったです。
(そして、ポケカを知れば知るほど、同期の《オリジンパルキアVSTAR》は強すぎではなかろうか、となる気持ちも出てきてましたw)
追加ターンを得るカードが弱いわけないじゃんという固定概念があったので、ディアルガを使えばある程度長く強くポケカを遊べるんじゃないか、という目論みがあったのに、それがうっすら間違いかもしれない、と感じ始めてくると、やっぱりポケカを遊ぶのどうしようかな、と悩む羽目になってきたのです。

ただ、ポケカには素晴らしいカードたちがあることを知りました。

《ジメレオン》、《インテレオン》たちの うらこうさく 、初見でこんなものがあっていいのかと顎が外れました。
まあ、そもそもポケカは《博士の研究》というカードがある時点で、カードゲーマーにとってはありえない次元でドローが成立しちゃっているんですが…。
大量にドローするのもいいけど、この うらこうさく はその場その場の状況に合わせて最適なカードが何かを考えて、デッキから好きなカードを持ってくることができるということで、なんだかとてもスマートでカッコよく思えるなと思いました。
さらに脳汁が出てしまうのが、《回収ネット》で《インテレオン》を手札に戻して、進化し直して うらこうさく を使い回すプレイングです。
カードを戦場から手札に戻すというのは、バウンスという概念で僕は捉えてましたが、僕は感性的にどうもバウンスをうまく使ってアドを稼ぐプレイングに憧れの一種を感じてしまうんです。
性癖です。
ポケモンカードは初心者な僕でも、カードゲーム自体は初心者じゃ決してなかったので、これを使いこなしてやるぞ、と臆すことなくチャレンジしてみたいとすぐ思えてしまいました。
大量ドローにしろ、追加ターンにしろ、確定サーチにしろ、総じてポケカはめちゃくちゃなことができるゲームだな、という理解で、これらの「めちゃくちゃなこと」ってのは、他カードゲームでは中々味わえない快感であり、こういう快楽を求めてポケモンカードを始めたいと思うんだろうな、と感じます。

そんなこんなで、タイムゲイザーが発売するちょい前のタイミングでも一刻も早くポケカが始めたくなってしまい、人生初のデッキをアルセウス裏工作に定めることにしました。
これは、後から振り返れば、僕は最高のはじめどきタイミングだったと本当に思います。
アルセウス裏工作という、無駄が少なく美しいと感じるデッキでポケカを始めることができた巡り合わせに感謝です。

ディアルガについては、タイムゲイザー発売後、サブデッキの感覚で構築を研究しようかな、と思っていました。
ここで、ポケカの本当にいい点について触れるのですが、マジックの1デッキ組む値段で、ポケカでは3つ4つくらいデッキが組めるんじゃないかってくらいにカードの価格が安くて、構築のハードルが低くて助かるのです。
僕は幸い、デッキのカードをURやSRなど高レアリティで揃えたいという願望が一切ない人間なので、本当に安く済むんですよ。
なんだか、ポケカをやってると1000円のカード見たら、「とんでもなく高いな」って感覚になるようになったので、とても健全な感覚になることができたな、と思います。

そして公認大会に出始めました

かくして、アルセウス裏工作を組んで、ポケカの公認大会に初めて出ることにしました。
すると、これは一生忘れないな、と思うんですが、なんと初ジムバトルおよび次の日のジムバトルを4-0、4-0で2日連続優勝できてしまったのです。

それまでにYoutube動画での予習はかなーりやってたし、フリープレイの日も2日間くらいは設けてたので、もちろんポケカ完全に初プレイってわけじゃないですが、公認に出て初日でこうなれたってのはだいぶ自信につながりました。
マジック・ザ・ギャザリングでカードゲームの筋力みたいなものを付けていたのがある程度活かせるもんなんだなあ、と安心できた部分もあります。
それ以降、すぐにタイムゲイザーが発売されて、アルセウスの部分をパルキアに変えたりしながら裏工作軸デッキをメインに据えつつ、やはりどうしても捨てきれないディアルガを遊んでいました。
ちなみにディアルガデッキの個人的な結論は《ジバコイル》でガチャするしかねえ!、ということで、なんとか結果残せた回もありましたよ。
ただし、やはり残念ながら現在に至るまで、どうしてもディアルガは上ブレ下ブレ激しそうなデッキタイプですね…。
いつかもっと救われてほしいです。

真の魂のデッキ登場?

ということで、ポケカを本格的に始めた4月、ボコられて分からせられることもあれば、上手くいくこともありつつ、ジムバトルを巡って楽しんでいたわけですが、ポケカ公式さんより、4/29〜5/31に拡大ジムバトルを開催しますよ、という告知がやってきます。
これは、つまりはポケカプレイヤーを騒がせていた入手困難カード、《ウッウロボ》がジムバトルのプロモとして再配布される期間ですよ、ということでした。
《ウッウロボ》というカードは、ポケカのスタンダードのなかで、唯一例外中の例外で、プレイ用のカードですらも値段が1万近くつく超高額カードだったということもあり、流石に手が出しづらいな、と思っていたので、ミュウのデッキに3〜4枚採用されることを知ってたものの、あまり集める気にはなれませんでした

ただ、一つだけ、ルート分岐を考えてしまった僕は、「もし、ジムバトル拡大版になってから出るジムバトルの初回で、プロモパックから《ウッウロボ》を引けたのだとすれば、神からのお告げだと思って、4枚集めてミュウを組むか」という自分ルールを決めました

そう思って、4/30に開催されたジムバトルに出てみることにしたんです。

すると……。

いや、出ちゃったんですよ、これが……。
こうなったからには、狂って出た方がいいかもな、ということで、僕はその後、5月の期間はGWなど大型連休があったことも幸いし、とことんジムバトルに出まくりました。
おそらく、期間中、計25〜30回くらい出たような気がします

そして、数多と引いたジムバプロモパックより、《ウッウロボ》は合わせて3枚ゲットすることができました。
4枚目の《ウッウロボ》は、しょうがないということで7000円にて買いました。
今と比べれば、それでも安い値段なので、良い買い物をしたと思っておきましょう。

5月にジムバトルを巡ったのには、もう一つ理由がありました。
自身初のシティリーグを5/28に参加することにしていたため、そちらの練習を重ねたいと思ったからです。
そして、せっかくなので、僕は出場デッキをミュウにすることに早期に定めました。
《ウッウロボ》は一応、代替手段として《トレッキングシューズ》という選択肢があったため、ジムバに《トレッキングシューズ》入りのミュウでプレイの練習かねて出て、参加賞プロモで《ウッウロボ》を引いたら徐々にデッキを強くしていく、という方針でやりました。
こうして、この5月の期間、僕はついにミュウVMAXというデッキに出会ってしまうのです。
回していて、このミュウというデッキはめちゃくちゃ面白い、とどんどん思っていきました。
裏工作軸のデッキの時点で、相当にポケモンカード面白いなとは思っていたんです。
でも、それ以上に、ミュウは僕は回していてとても性格にあっていたし、面白さと深さを段違いに感じてしまいました。
デッキ60枚もあるのにそれを全部ドローして引ききることもあるかの勢いですべてのカードを使う総動員っぷりで、それに伴うリソース管理、各ターンの要求を満たすためのパズル感覚のカード集め、そして終盤に《ツツジ》を打たれることを考えてのデッキ圧縮など、なかなか他カードゲームでは得られないプレイ感があります。
何より、問題のカード《ウッウロボ》が、良い意味で馬鹿馬鹿しさがあって味があるな、と思いました。
大真面目にデッキ回している中で、途中途中でコイン投げのミニゲームを挟むんです。
ちょっと不確かで危なっかしい線が残っているというか…。
もともと、僕ってマジック・ザ・ギャザリングのジャンドというデッキを長年使ってたんですけど、《闇の腹心》というカードが大好きなんですよ。

こいつって、毎ターン、通常ドローに追加してもう一枚のカードを手札に加えることのできる、とてもアドアドしいカードなんですけど、そのリスクとして、ランダムで自分のライフを傷つけてしまうのです。
世のジャンド使いがライフが低水準のときに、それでも得られるこの追加ドローに逆転を夢見て賭けて、結果ハズれてライフを失って何度負けたことか。
フレーバーテキストの「あらゆる犠牲が払われた偉大さ」っていうのも最高に良くて、ジャンドのデッキを長く使ったのちに振り返ったときにこの言葉が染みるなあ、と思っています。
で、似たようなことを《ウッウロボ》にも感じてしまっている、という話です。
僕はポケカ始める前までは、こんな何も得られない可能性があるかもしれないカードに対して、1万円も価値がするなんてどうかしてる、って思ってたんですけど、今や僕の中で最も好きなポケモンカードになってしまっているかもしれませんね…。
後に出る確定サーチの《森の封印石》にはそこまでの感情は抱かなかったので、やはりランダムで危険性を伴うあたりになんか魅力を感じちゃう感性しちゃってるんでしょうね。
もちろん、《ウッウロボ》が外れたとしても、カード消費が多くできたという事実をもとにデッキ回せるエンジンがミュウデッキにはあってからこそのものなので、ミュウのそういう懐の深さがあるから評価できるカードではありますが。
まあ、そんなこんなで、すっかりこの5月中にミュウは僕にとっての魂のデッキになってしまいました。
ジムバトル30回ほどの練習経験というのも上手く活きて、その5月末のシティリーグでも、32人規模でしたが運良く準優勝することができたんです。


流石に今のところ、ポケモンカードでの一番の成果でした。
ミュウVMAXに出会えてよかったですね。

ヤツの登場とその後

6月以降、今に至るまでいろんなパックが出ましたが、結局メインデッキはミュウVMAXのままです。
ロストアビスが発売され、最悪なカードが出てしまいました。

こんなカードが出てしまって、全人類あらゆるデッキにミュウ対策を構築に入れることが可能になったし、ギラティナのデッキ相手はスターレクイエムがなかなかしんどいし、で7月くらいはてんで勝てない時期になりました…。
裏工作軸の方も《メッソン》が《ヤミラミ》に弱いせいで大きく数を減らし、パックの発売によってポケカのスタンダード環境というものはこんなに容易に変わるもんなんだということを、実に思い知らされました。
ドラピオンV》の対策として、《英雄のメダル》を採用するとか無理やり頑張ってごまかそうと工夫したものの、やはり苦しかったですね。

しばらく辛い時期がありましたが、その後、パラダイムトリガーが発売され、《森の封印石》が構築に加わりました。
ミュウは今まででも充分強かったのに、結果、さらにそれ以上のかなりのデッキパワーを有するデッキになったと感じることができました。
対策札にあたらなければかなり強いデッキだということで、ルギアなんて化け物デッキも産まれたりしているものの、僕はデッキ練度もあるのでミュウを使い続けるのがいいんじゃないだろうか、という思考に落ち着きました。
ここで、パラダイムトリガー環境にて、僕はシティリーグ2つと、抽選に受かることのできたCL京都の大会を控えることになりました。
ということで、まずシティリーグ1つめなのですが!
これが、なんとちょうど開催日の4日前ほどにコロナ陽性にかかってしまい、0回戦敗退となってしまいました…。
ご時世的に仕方なかったかもしれません。
皆様も体調にはくれぐれも注意しましょう。
シティリーグS2は12/7に開催され、こちらは出ることができましたが、3-2で予選落ち。
11位/56人とかで一応CSPはもらえたので、良くはなかったけど悪くはなくといった感じでしたね。
4回戦目、《ゲノセクトV》スタートして、つながるカードないとこから、初動の《ウッウロボ》がコイン裏になってしまい、ベンチに他のポケモンを一切展開することができず、《ゲノセクトV》1体だけが倒されて種切れ負けというのをやりました。
「あらゆる犠牲が払われた偉大さ」ですね…

12/10は念願の大舞台、CL京都に参加してきていました
この一年の僕のポケカの締めくくりだな、という気合いで望みましたが、結果は5-3で、残念にもday1落ちとなってしまいました。
ただ、《ヒスイバクフーンV》のプロモが貰えるラインだったので、なんとか喰らい付けたといった形でしょうか。
このCL京都はキツい試練な1日で、じゃんけんは1勝7敗だったし、当たり運も4回も《空の封印石》《ドラピオンV》が入ったロストバレットに当たっていて、ここから為す術もなく3敗している惨状でした。
(勝てた1回は相手が《ライコウV》スタートしてたので、それを倒して、返しの《ドラピオンV》倒して、最後は《ライコウV》をやまびこボスで倒して、なんとか最短で行けた形。)
なお、他デッキの練度がなくて、ミュウしか僕にとってはデッキ選択肢がほぼない縛りの状態であるというのが悪いので、この結果は仕方ないと受け入れております。
反面、じゃんけんいっぱい負けても、後1のメロディアスエコーから取り返すことができていたのはミュウを使っててよかったと思ったポイントではありました。
7回戦目で当たった方がミュウミラーだったのですが、お互いにじゃんけん全敗同士だったらしく、じゃんけん全敗でもこのラインで来ているのがミュウというデッキだったというのが、なんだか親近感を覚えて良かったです。
リストは以下のようなものを使用して望んでいました。
特徴としてはCLで回戦数も多いことを鑑みて、初動から中盤の安定性をあげたくて、要求札につながる《ウッウロボ》と《森の封印石》の枚数をとにかく多くして、自分のやりたいことを通すという形にしました。
ただ、あまりにも《ドラピオンV》で殴られる今の環境を考えると、手札干渉をもっと多くしたり、《頂への雪道》を苦しみながらも採用しなければならなかったりするかもしれません。

今後について

こうして一年近くポケモンカードをプレイしてきましたが、自分の好きなデッキに出会うことができてそこはとても良かったものの、新パックがほぼ1ヶ月おきで発売されていく、環境の目まぐるしい変化速度は少し疲弊してしまうな、という部分もありました。
なので、僕のようにミュウが好きになったのでずっと使い続けるって接し方は、勝ちを求めていくなら基本適していないのかもしれません。
1月にDレギュレーション落ちが発生するので、また環境と事情が大きく変わるでしょうし、その際にミュウが強くなったとしても、いつまでも《ドラピオンV》の影に怯えないといけないのは、ストレスは感じてしまうような気はします。
また他の魅力的なデッキが見つかれば、そのデッキを使いたいと思えるかもしれませんが、現時点ではどうなるか見通しがまったく立たないですね。
まあ、でも前述したとおり、僕はポケカに他カードゲームでは味わえないような派手な動きを求めてる節があるので、そういった要素は今後も出てくるはずとは思っていますので、そこは楽しみにしていきます
ただし、もし、このまま新デッキでそそるものが現れない場合は、2023シーズンを区切りにポケカのスタン休止するかもしれないな、と思っちゃっている節もあります。

同時にこのあたりの問題を解決できそうな、もう一つの欲求が生まれました。
それは、エクストラを始めることです。
いまちょうど、エクストラバトルの日というイベントが開催されているので、エクストラを楽しんでみるにはぴったりな期間だと思いました。
使用したいデッキとしては、現スタンのミュウをベースにエクストラ用に強化したメロエッタゲノセクト、そしてもう一つありまして、レジドラゴデッキです。

後者は、つまりはレジドラゴでタイムレスGXを打ちたいという話なのですが、これ、僕の当初の目的に戻って、追い求めていたイゼット天啓はここにあるのではないかという気がするのです。
この12月と1月、あるいはその後も長くエクストラは遊んでいこうかなというモチベがあります。
なんなら、エクストラでCLが開催される機会が今後あると思うので、次の目標はエクストラのCLに出て上位成績を残すことと考えています。
スタンに辟易しても、エクストラで長くゆっくり遊んでいくという形が最悪取れればいいかな、という感じですね。

おまけ:ポケモンカードのここがいい・悪いと思ったこと

ポケモンをきぜつさせた攻め側がサイドを取ってアドを稼ぐ点について
ポケカ始めたばかりの頃は、一方的に有利な側が有利を貫き続けるシステムで、逆転を許さないんじゃないか、と不安に考えていた、サイドカード(=プライズ)を取るシステムです。
最近では、スマブラSPのことを思いながら、攻めたほうが得をするゲームというのは動きがあって面白いゲームになりやすいのかも、と思ってきているので、ポケカはこの形で良いのかもしれないと感じるようになりました。

サイド落ちについて
→デッキを60枚組んでいても、なんとゲーム開始時に6枚のカードを除外し、初期デッキは54枚でスタートしなければならないということに、最初は衝撃を受けました。
進化ポケモンがいるデッキでは、進化元あるいは進化先が大量にサイドに行ってしまっているとゲームにならないなんてことも起こりえますし、実際僕も《ミュウV》3落ちは経験済です。
ただ、試合中にカウンティングの技術が求められてプレイスキルの差が出る部分になるし、デッキ構築の時点でリスクリターンを悩める要素が増えているし、ポケカならではの面白いポイントかな、と思っています。

制限時間25分について
→さすがに短すぎませんか?
30分くらいにしませんか?

セルフカットについて
→頼むから相手のデッキのシャッフルカットを手で入れることのできる世の中に戻ってくれることを望みます。
デッキ積み込みについて、相手がやってることを疑いたくないし、こちらもやってないということをいかに示すか、に気をかけないといけないので面倒です。
CL京都でも、デッキケースから取り出したデッキをいきなりパイルシャッフルから始める方が、対面した8人のなかで5人いたので、毎回そういうときに「すみません、念の為なんですけど、パイルの前に何度かファローを入れていただけないでしょうか。」と指摘していました。
こういうところで、あまりお互い嫌な気分になりたくないんですけどねえ。

マリガンについて
→たねポケモンがいる手札だったら問答無用でスタートという点は、マリガンに自由度があるマジック・ザ・ギャザリング出身としては、少し抵抗感はあります。
僕はルカリオ争奪戦にて、《ドーブル》スタートして、それ以外の手札がすべて基本エネルギーという手札7枚で何も起こることなく試合に負けることがありました。

BO1について
→BO1のトナメだと、ちょっと先手後手の差をどうにもできないマッチングや、事故負けから逃れられないかな、とは思います。
しかし、サクッと終わる利点もあるし、海外のようなBO3環境だと無限にループする重コントロールデッキのようなものが現れてくることを考えると、BO1はBO1でいいものだと受け入れるべきなのかもしれないです。

ポケカ四天王について
→公認プロプレイヤーのような立ち位置だと思っていますが、皆さん個性的だし、実力がものすごくあるのを感じるし、とてもいいなと思います。
やはり、ゲームをやっていると、全1プレイヤーやトップランカーに憧れることがありますが、原作のゲームでも登場する、四天王という概念に落とし込めてて、ポケカならではで面白いです。

ポケモンカードの難易度について
→このゲームめちゃくちゃ難しくないですか?
プレイするたびに発見があって常に上達を感じることができるという意味では、やってて飽きないゲームかもしれません。

そもそもこのゲームの題材がポケモンであることについて
結局、これが一番大きいかもしれませんね。
カードに描かれてるポケモンたちにかわいい、かっこいいと思えて、童心をくすぐられ続けます。
パックから出てくるなんでもないカードもイラストいいなー、と思ったりします。

ということで、以上、僕がこの1年ポケモンカードを始めてたどってきた軌跡と、ポケカに感じていることを今記事ではつらつらと書いていきました。
今後もどこかでなにかの形ではゲームを遊んでいるかと思いますので、もし一緒に遊ぶことになった際などはよろしくお願いします。