harbor's diary

プレイしたゲームのこととか、その他いろいろ

アクション苦手でもアナログゲーム得意ならスマブラVIP行けると思ってる話(後編)

スマブラって格ゲーなのか?

さて、前編の続きです。
格ゲーの楽しさに触れた僕は、スマブラという、本来格ゲーのアンチテーゼとして制作されたゲームに格ゲーとしての側面を求めれないだろうか考えてみました。
確かにスマブラはアイテム有りの多人数乱闘がメインのゲームですし、ステージギミックに撹乱されながらわーわー叫ぶゲームなんですが。
しかし、スマブラはそのようにパーティーゲームでありつつ、アイテムなしタイマンバトルを取り上げてみると結構な格ゲーと捉えることができるのです。
対戦相手との駆け引きをリアルタイムで楽しめる対戦ゲームと、スマブラも言うことができるでしょう。

まずスマブラの良いところは攻撃を出すためのコマンドが単純というのがありますね。
一般的な格ゲーのようにレバーコマンドを必要とせず、スティックを下に入れてAボタン押すだけとかそのような単純な操作で技を出すことができます。
中にはファルコンパンチのように相手に大打撃を与える大技だって、発動のための操作はBボタンひとつだけ
そして、一部キャラを除いてコンボも「下投げ→空横A」みたいに、わりとレシピがすっきりしているのが良いです。
昇龍コマンドがコンボの中に絡んできて複雑になることが多い格ゲーを考えたりすると、僕はこのくらいのシンプルさで十分に満足します。
何より相手を場外に吹っ飛ばしたら勝ちってルールも、難解な点が1ミリもなくて素晴らしいです。

ところが…?

しかーーーし、ちょっと話をぶっ込みまずが、だからといってスマブラは他の格ゲーと比べて簡単なゲームなのかというと全くもってそうではありません
まずスマブラのコマンド面ですが、波動コマンド・昇龍コマンドがないってだけで、実は癖があるので本当に簡単なのか、と言うと少しだけ疑問点は生じます。
初心者の方はスティックを倒す強さで変わる強攻撃/スマッシュ攻撃の出し分けに苦労するとは聞きますし、ジャンプボタンを一瞬だけ押す(ボタンを押して3F以内に離す)ことで発動する小ジャンプの難しさがあげられます。
あと、僕が一番このゲームで課題に思っているのが慣性の自由度であり、スティックを倒した方向が8方向よりも多くの方向におそらく対応している(+スティックの弾き具合の加減も見ている)ため、キャラが自由な動きをできすぎることにあります。
そのためにスマブラには、反転空後や空中ダッシュなど、立ち回りのために必要な高度技術というものが存在してしまう羽目になり、立ち回りゲーとして拍車がかかってしまっているのです。
スト3rdのブロッキングみたいなもんですが、今作からはジャストガードとか難しすぎるんじゃ。
結論として、試合中のコントローラーの操作の忙しさ具合は、一般的な格ゲーと大差はない、もしくはより忙しいのかもしれない、のが現状です。

そんなスマブラの難しさは自分は肌で感じましたが、しかし自分はスマブラについては頑張れる気になりました。
そもそも格ゲーに自分が魅力を感じたのは、コンボをして派手に技をつなぐ楽しさよりも、差し合い、俗にいう「地上戦」をする楽しさの方だったからです。
立ち回りがキモなスマブラでは、間合い管理をしながら、相手と技を差し合うのが、ゲームの根本であるだろうと思いました。
一応、この認識は今でも間違っていなかったと思ってますし、実際に自分は結構「差し込み・置き・差し返し」のバランスを考えながらプレイします。
(差し込み<置き<差し返しの三竦みについては、語るとまた一つ記事が書けてしまう代物でして、すでに先人の手によって沢山記事が書かれているテーマでしょうから、気になる方はググってみてください。)
アクション面が苦手な自分は、この三竦みの読み合いとかでいくらかスマブラ力を稼いでいる気がします。

74体というキャラの多さ

ところで自分は64旧来からサムス使いでした。
体重が重めで吹っ飛びにくい体をしている上、弾幕を張りやすくて相手を近づけさせない戦術が取れつつ、チャージショットを当てれば一発逆転というゲーム性が魅力でした。
メテオと上Bが強い64サムスも、全体的に各技が強かったDXサムスも、空グラや2連ミサイルといった新たな弾幕要素を得たXサムスも全部楽しかった。
しかし、それまでは乱闘を楽しむのがメインなスマブラの付き合い方だったのに対して、forからガチ部屋が実装され、タイマン力と真正面から向き合うことになりました。
そこで気付いたのが、サムスを使ってきた弊害で自分は近距離の読み合いを今まで放棄してしまっていたな、ということ。
どうもしっくり行っていなかった自分は、ついにスマブラ4作目にて昔からずっと使っていたサムスをキャラ変えすることにしたのでした。
今でもまあまあそうですがその頃の自分はゲームに対してプレイスタイルに固執するのが好きだったので、キャラ変えなんて屈辱も屈辱に感じてましたけど、思い返してみれば変なプライドとかは捨てるのがいいですね。
(ちなみにスーパーメトロイドは本当に大好きなゲームです!サムスにキャラ愛はあるので、今でもお遊びでサムス使ってますし、あまりのキャラ操作難易度に折れながらも脱いだ姿のサムスの方をサブキャラとして使ってます。)
スマブラforではルカリオを使うことになりました。

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ここで出会ったルカリオというキャラが自分にとっての結構なドハマリキャラでした。
相手からしたら嫌われてることが多いかもしれませんが、一言で言えば、ルカリオはワンチャンの大逆転荒らしキャラなんですよね。
もともと自分がスマブラに対して読み合いや駆け引きをしたいと考えていたのにあたって、やるかやられるかがコンセプトのルカリオかなりの緊張感を持った駆け引きを楽しむことができるキャラでした。
ルカリオ使いになるために、それまでに一切触れてこなかった空中ダッシュの習得が必須となったのは、練習と苦労を要したのですが、空ダができるようになるとそれは更に面白くルカリオを使うことができるようになり、結構スマブラの基礎力も学ぶことができたと思います。
そういえばスマブラfor WiiUには対戦動画をYoutubeにアップすることができる機能が付いていたので、以前にあげたものをここに載せておきます。

今見ると、forってこんなに遅いゲーム展開だったのかと驚いてしまいますが、ルカリオの逆転力がまあまあ出てた試合でした。
波動弾巻き込み上スマは良い文明ですね。

さて、自分の今作スマブラSPなのですがVIP入りしているキャラはルカリオ・ウルフ・ゼロサムと3キャラおり、いい感じに色んなパターンの特徴を持ったキャラを試せています。
荒らしキャラのルカリオ、立ち回り堅実なウルフ、スピードキャラのゼロサムですね。
今作のルカリオはforルカリオよりも若干やりづらい部分が多く出てきてしまっているために、実はまた僕はメインキャラ迷走中ですw
スマブラのいいところは本当に選べるキャラの多さにあると思ってて、74体ものキャラがいれば試していくうちにいつかは自分の性格に合ったキャラに出会えると思います。
その分、キャラ対策とか考え出すとキリがなくて大変なのですけどね。
キャラ変えしてみたら勝率がぐっと上がったみたいな話はよく聞いたりするので、なにか苦労してたら一回別のキャラに触れて新たな視点を得てみるのはスマブラをやる上で大切なことのはずです。
どうでもいいですが、今いちばん自分の中で触ってるのが熱いガオガエンはしばらくVIP到底行けそうにないです……。
楽しいから使うけど…。

知識で差をつけろ

最後に、アクションが下手でもスマブラ勝てるようにする、といった点で一番自分が重視したところを書いて終わりにします。
自分はスマブラ操作精度×知識×読み合い力で決まると思ってます。
操作精度を高めるのは厳しい人は厳しいですし、読み合いの方はちょっと試合数経験も必要かもしれないので、とりあえず手っ取り早いのは間違いなく知識をつけることです!
スマブラはキャラをバーストさせないと試合に勝てない性質を持っていますが、そのため、対戦相手のバースト手段を知っておくと、ぐっっっとこちら側のバースト拒否力は上がります。
もちろん、調べないと知らなかった自キャラのコンボの知識など持っておくと、火力を伸ばせる機会が格段に増えるでしょう。
これらは全て、知ってるか知ってないかで決まる話になります。
なんとも良いご時世になったので、今では上位ランカーのスマブラーの方々が結構な頻度で配信を行っていたり、キャラ解説動画を上げてくれていたりします。
知識を付けるためには、とりあえずそのような動画を片っ端から見ていけば間違いはないかと思います。
Smashlog(ブログも)やスマブラハウスなどの動画が、わりと初心者向けによくまとめてあっていいなと思いました。
空いた時間などにそれらの動画をいったん見てみるのでも、その後のスマブラが変わると思いますよ。

これ、思い返せば自分がカードゲームでよくやっていることなんですよね。
カードゲームって自分の中では休日にカードショップに行って対戦するのがメインですが、要は平日ってまーじで何もしないんですよね。(オンラインでできるものはともかく)
そんな時に重宝するのが、ひたすらに自分が使っている同アーキタイプデッキリストを漁ったり、または相手にしてて苦手だと感じているデッキのリストをチェックしていくことです。
これは平日でも、家でも、トイレの中でも、通勤中でも、スマホ片手にいつでも可能な行動です。
デッキリストチェックによって、自分が取るべき手や相手が取ってくるだろう手の内が分かってくるのです
この知識を付けるのがカードゲームではわりと一番重要なファクターだと思って僕は取り組むことが多かったですが、格ゲーでも決して侮れない要素だと考えていますね。
知識を得るのに必要な技術って動画サイトやSNSが活発になっている現代ならだいぶハードル低くなってるんですよ、まあ強いて言うならわざわざ知識を調べに行くモチベの維持ができるかどうかってくらい。
知識という盾で相手の分からん殺しを防ぎ、知識という矛で逆にこちらは分からん殺しを相手にしてやるつもりで行きましょう。
まだスマブラSPも始まって1ヶ月なので、上手くなりたい人は長い目で考えて、徐々にゲームに慣れていくので全然いいと思います。
慣れれば、本当にやっぱスマブラは20年も続く神ゲーなんだって楽しむことができるかと思います!
自分も磨くべきところがまだまだ鬼のようにあると思って今後も精進していくつもりなので、皆さん頑張りましょう。